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2007年11月09日

景観の起源

意外と知らない真実。
このようなことが起こっていたようです。

景観という言葉について
「景観」という言葉はもともと植物地理学分野の学術用語からきている。中国からの古来の言葉である風景であると、学術上の客観性が保つことができない、したがって、風景とは別の言語を発明する必要があった。これに対しては、地理学者の辻村太郎は1937年に著した『景観地理学講話』で「ドイツ語のラントシャフトに対して、植物学者の三好学博士が与えられた名称である」としている。
 辻村は、ドイツ地理学のラントシャフト概念を精力的に日本に紹介した人物と知られ、幅広い分野にわたる知識と関心を有し、植物生態学から地理学景観論を発展させる。統制された町並みや建築物群、さらには経済活動といった人間活動をも抱合し、これらを融和した総合体系ととらえていた。 しかしながら辻村は、景観の定義を「目に映ずる景色の特徴と考えて差し支えない」とし、また「ここでは地域の意味を含ませない」としていた。ドイツ語の「ラントシャフト」がもつ地域の意味合いの概念性よりも直観的、感覚的に把握できる地域の外観の意味あいの方をあえて強く押し出しているようである。日本の景観概念は審美的な観念が高いのは、この辻村が示した観念の影響が大きいとされる。


景観に関する研究
景観を世界で初めて科学的に取り上げたのは旧西ドイツとされている。日本では、前述の地理学、都市工学や土木工学、社会工学や建築学で景観研究を扱われることが多いが、生物学系統で景観生態学の観点からの研究や、審美的観念から芸術学また人々の営み、地域活動などの観念をも含まれるという解釈から近年では社会科学、教育学の分野でも広く取り扱われる。たとえば「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成 ―寧波を焦点とする学際的創生―」では「景観班」を設置し、「東アジアにおける死と生の景観」というテーマで研究している。

地理学では情報技術の歴史地理学的応用として空中写真や衛星画像を利用した歴史景観の研究、さらに立地とプランを体系化し得られた知見をさらに地理情報システム(GIS)に統合し、考古学や文献史学の成果へつなげる試みも取り組まれている。森林や公園緑地など自然環境を美的観念から研究する造園学、森林科学の分野においても、たとえば色彩から考える地域景観誘導方策に関する研究、史跡城跡の景観解析と植栽に関する研究、街路樹のある街路景観の好まれる要因についての研究、参道景観の評価に関する研究などといったテーマで進められている。

引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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